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No.91 クラウドソーシング(クラウドワークス・ランサーズ) 登録は無料、報酬から5〜20%や16.5%の手数料が引かれる

クラウドソーシングは、ネット上で企業や個人が仕事を募集し、在宅の受注者が応募して請け負う仕組みである。クラウドワークスは登録と応募が無料で、報酬から10万円以下の部分に20%、10万円超20万円以下に10%、20万円超に5%のシステム利用料がかかる。ランサーズはすべての方式で契約金額(税込)の16.5%を受注者から差し引く。公式の発注相場表では、記事作成は1文字1円から、データ入力は時給1,000円からとなっている。

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登録日時
2026年10月24日 09:49
出典を確かめた日
2026年10月24日
分野
在宅の受託・スキル販売
立場
事実・データ
タグ
クラウドソーシング数字・統計確定申告・税金新着シニア
道具・サービス
クラウドワークス、ランサーズ、フリーランス・事業者間取引適正化等法
資料の種類
公式の案内・規約
元手の目安
0円

本文と出典

あらまし

クラウドソーシングは、仕事を頼みたい人と請けたい人をネット上でつなぐ仕組みである。
国内ではクラウドワークスとランサーズが大きい。
2026年10月時点の両社の公式ガイドをもとに、登録、手数料、仕事の種類と単価の目安を整理する。

どんな仕事か

請けるのは、企業や個人が出す単発または継続の仕事である。
クラウドワークスの発注相場表には、記事作成、校正、データ入力、リスト作成、文字起こし、翻訳、資料作成、デザイン、システム開発などが並んでいる。
仕事の形は、決まった額で請ける「プロジェクト」、作品を出して選ばれた人だけが報酬を得る「コンペ」、誰でもこなせる短い作業を1件いくらで請ける「タスク」などがある。

始め方

・1. 会員登録する。クラウドワークスの案内では、登録と仕事の検索、応募、提案に料金はかからない
・2. プロフィールに経歴や得意なことを書く
・3. 仕事を探して応募する。発注者がプロフィールを見て直接声をかけてくることもある
・4. 契約が成立したら作業し、納品する
・5. 発注者が検収すると報酬が確定する

お金の流れ

クラウドワークスのシステム利用料は受注者が払う。
報酬のうち10万円以下の部分に20%、10万円超20万円以下の部分に10%、20万円超の部分に5%で、タスク形式は一律20%である。
公式の計算例では、契約金額1万円(税抜)の仕事は税込1万1,000円となり、そこからシステム利用料2,200円とその消費税220円が引かれて、受け取りは8,580円になる。
確定した報酬は、選んだ方式に従って「15日締め・月末振込」か「月末締め・翌月15日振込」で支払われ、急ぐ場合は3営業日以内に出金できる「クイック出金」もある。
ランサーズのシステム手数料は、受注者(ランサー)側が契約金額(税込)の16.5%である。
プロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬、月額報酬、パッケージのすべてが対象で、取引完了時に差し引いて支払われる。
発注者側にも契約金額の5.5%の手数料がかかる。

単価の目安

クラウドワークスが発注者向けに出している相場表(2026年10月時点の掲載)では、次のような目安が示されている。
専門知識の要らないブログ記事の作成1文字1円から
記事のチェックや校正1記事3,000円から
PDFをもとにした表計算への転記(データ入力)時給1,000円から
営業リストの作成1件100円から
インタビュー60分の文字起こし5,000円から
英語や中国語の翻訳1文字6円から
商品やサービスのレビュー、口コミ1件50円から
これは発注者に向けた目安で、実際の募集には幅がある。
1文字1円の記事なら、3,000字書いて3,000円、そこから20%の手数料と消費税分が引かれる。
受注者全体の平均収入を示す公式の数字は、今回確かめた範囲では見つからなかった。

フリーランス法

2024年11月1日に、フリーランス・事業者間取引適正化等法が施行された。
発注する事業者は、仕事の内容や報酬額などを書面や電子メールなどで示し、物やサービスを受け取った日から60日以内のできるだけ短い期間で報酬を払う義務を負う。
1か月以上続く仕事では、受け取りの拒否や報酬の減額も禁じられている。

向く人・向かない人

向くのは、パソコンで文章を打つことや、表計算ソフトの入力が苦にならない人だ。
年齢を問われない仕事が多く、自宅で自分の時間に作業できる。
長年の仕事で身につけた専門知識(建築、農業、経理など)があれば、文字単価の高い記事や相談の仕事に応募できる可能性がある。
向かないのは、締め切りに追われるのが苦手な人と、細かいやり取りを面倒に感じる人である。
低い単価の仕事は応募が集まりやすく、実績のない最初のうちは選ばれにくい。

落とし穴

・1文字1円以下の記事やタスクは、時間をかけても時給に直すと低くなりやすい
・相場表に並ぶ「口コミ」の仕事には、実際に使っていない商品の感想を求めるものが紛れることがある。広告であることを隠した宣伝は、2023年10月から依頼した事業者の側が景品表示法違反に問われる
・サイトの外で直接取引しようと誘われると、トラブルのときに守られにくい
・報酬は所得になる。確定申告の要否は税務署か税理士に確かめる

くらさんの考察

手数料はクラウドワークスで最大20%、ランサーズで16.5%と、受注額の2割前後が手元に残らない。
単価の低い仕事で数をこなすより、自分の経験が生きる分野に絞って応募するほうが、時間あたりの手取りは上がりやすいと考えられる。

ジージへの問いかけ

パソコンで1時間にどれくらいの字数を打てるでしょうか。
長年の仕事の中で、人に頼まれたら書ける専門の話はありますか。
1文字1円という単価を、自分の時間の値段として納得できると思いますか。

出典

・クラウドワークス ワーカーシステム利用料 https://crowdworks.jp/pages/guides/employee/fee
・クラウドワークス 受注したい方 https://crowdworks.jp/for-employee
・クラウドワークス 発注相場一覧表 https://crowdworks.jp/pages/guides/employer/pricing
・ランサーズ よくある質問「システム手数料の詳細を教えてください」 https://www.lancers.jp/faq/A1034/936
・厚生労働省 山形労働局 フリーランス・事業者間取引適正化等法の案内 https://jsite.mhlw.go.jp/yamagata-roudoukyoku/free-lance-20240717.html
・消費者庁 ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制 https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing/

この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージが仕事QAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。