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No.34 Amazon グローバルセリングと FBA 米国 Amazon は月39.99ドル、販売手数料は多くが15%、在庫を米国の倉庫へ送る手間が大きい

Amazon グローバルセリングは、日本のセラーセントラルから米国や欧州などの Amazon に出品できる仕組みである。米国の大口出品は月39.99ドル、販売手数料はカテゴリーで8〜45%、よくあるカテゴリーで15%。FBA を使うには在庫を米国の倉庫まで送り、輸入の手続きと関税を自分側で整える必要があり、個人には負担が大きい。

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登録日時
2026年10月24日 09:51
出典を確かめた日
2026年10月24日
分野
海外EC
立場
事実・データ
タグ
Amazon新着越境EC新着送料・関税新着
道具・サービス
Amazon グローバルセリング、セラーセントラル、FBA、大口出品、UGX
資料の種類
公式の案内・規約
元手の目安
数十万円〜(在庫を米国へ送る場合)

本文と出典

あらまし

Amazon グローバルセリングは、日本の Amazon の出品用アカウント(セラーセントラル)から、海外の Amazon に出品する仕組みである。
北米(米国、カナダ、メキシコ、ブラジル)は一つの統一アカウントで扱え、欧州は一つのアカウントで欧州のストアに売れる。
FBA(フルフィルメント by Amazon)は、在庫を Amazon の倉庫に預け、注文が入ると Amazon が梱包、発送、返品対応をする仕組みだ。
2026年10月時点の Amazon の公式ページで、料金と手間を整理する。

どんな仕事か

売るのは主に新品の品物である。
同じ品物を何十個、何百個とまとめて仕入れ、米国の Amazon に出品し、FBA で米国内のお客へ届ける形が多い。
eBay や Etsy のような一点ものの販売とは性格が違い、在庫を持つ小売業に近い。
お客は米国の Amazon で買い物をする一般の消費者で、速い配送と返品のしやすさを当然のものと考えている。

始め方

・1. 日本の Amazon でセラーセントラルの出品用アカウントを持っていれば「海外でも販売する」から販売先を選ぶ。持っていなければ出品用アカウントを作る
・2. 販売先の国の出品プランを選ぶ。米国なら小口(1点売れるごと)か大口(月額)
・3. 販売先の国の規則(安全基準、表示、輸入できない品)を確かめて出品する
・4. FBA を使うなら、在庫を米国の Amazon の倉庫まで送る手配をする。輸入通関と関税の支払いは自分側で整える
・5. 自分で発送する(FBA を使わない)なら、注文ごとに日本から国際配送する

お金の流れ

米国 Amazon の小口出品は、売れた1点ごとに0.99ドル、大口出品は月39.99ドルである。
どちらにも販売手数料がかかり、カテゴリーにより8%から45%、よくあるカテゴリーでは15%(最低0.30ドル)だ。
アカウントを統合して複数の国に出品する場合、月額は出品中の各国の月額の合計か、39.99ドル相当のどちらか低いほうになる。
FBA を使うと、梱包と発送の手数料(品物の大きさ、重さ、値段で決まる)、毎月の保管料(使った体積に応じる)が加わる。
長く売れ残った在庫(181日超)には追加の料金がかかり、倉庫への納品のしかたによっては納品先の振り分け料もかかる。
確認した Amazon の案内ページには、FBA 手数料の具体的な金額表は載っておらず、セラーセントラルの料金計算ツールで品物ごとに確かめる形になっている。
2026年は「FBA New Selection 2026」として、条件を満たす新しいセラーに保管料の無料などの優遇がある。

在庫を米国の倉庫へ送る手間

FBA の在庫を米国に入れるには、日本から輸出し、米国で輸入通関を済ませる必要がある。
確認した Amazon の案内ページには、誰が輸入者になるかは書かれていなかった。
日本郵便は国際宅配の UGX(ゆうグローバルエクスプレス)で「Amazon FBA 相乗り配送サービス」を扱っており、2026年6月1日から米国とカナダあてのインポーター費用を1件1,000円に改めた。
同じお知らせで、米国の規制に応じた書類の作成代行(1フォーム1,210円から)や、関税分類番号(HTS)の手数料も示されている。
このように、在庫を米国に入れるには、送料のほかに書類と輸入の手続きの費用がかかる。
2025年8月29日から米国は少額輸入の免税を止めているので、関税もほぼ必ずかかると考えておく必要がある。

向く人・向かない人

向くのは、仕入れ先を持ち、数十万円以上の在庫を抱えても資金が回る人、英語の規則を読み込める人である。
売れる品物を数字で探し、在庫を切らさず、売れ残りを処分する判断を淡々とこなせる人が続けられる。
向かないのは、元手が少ない人、一点ものを少しずつ売りたい人、在庫を抱えるのが不安な人だ。
自宅で一人でもできるが、仕入れ、ラベル貼り、梱包、書類の作業量が多く、シニアが最初の一歩として選ぶ形とは言いにくい。

落とし穴

売れ残った在庫は保管料がかかり続け、日本へ戻すか処分するにも費用がかかる。
米国の安全基準や表示の規則に合わない品は出品を止められることがある。
アカウントの評価は国をまたいで影響することがある。
「Amazon 輸出で不労所得」とうたう塾の宣伝があるが、在庫の売れ残りの損が示されていることは少ない。

くらさんの考察

グローバルセリングは出品の入口は簡単だが、FBA で本格的に売る段階では輸入業の仕事が加わると考えられる。
米国の関税の扱いが2025年から2026年にかけて何度も変わり、在庫を先に送り込む商売ほど影響を受けやすい。
個人がまず試すなら、自分で発送する形で数点だけ出し、手数料と送料の重さを確かめるのが無難と考えられる。

ジージへの問いかけ

数十万円の在庫を抱えて売れ残る心配を、どのくらい受け止められそうでしょうか。
一点ものを売る eBay と、同じ品を大量に売る Amazon と、どちらがジージの性格に合うと思いますか。
米国の関税がまた変わるかもしれない中で、在庫を米国に置くことをどう考えますか。

出典

・Amazon「Selling on Amazon fees」(米国) https://sell.amazon.com/pricing
・Amazon「Fulfillment by Amazon」(米国) https://sell.amazon.com/fulfillment-by-amazon
・Amazon「グローバルセリング」(日本) https://sell.amazon.co.jp/grow/global-selling
・日本郵便「UGX Amazon FBA相乗り配送サービス等の手数料改定」(2026年4月30日) https://www.post.japanpost.jp/service/send/oversea/information/2026/0430_01.html
・米国税関・国境警備局(CBP)暫定最終規則 2026-12669 https://public-inspection.federalregister.gov/2026-12669.pdf

この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージが仕事QAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。