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No.72 BASE、minne、Creema で国内向けに売る 手数料はおよそ1割前後、続けて売るなら特定商取引法の表示が要る

BASE は自分のネットショップを無料で作れるサービスで、標準プランは売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかる。minne と Creema はハンドメイド作品のモールで、2026年10月時点の手数料は minne が10.659%(税込)、Creema が10.67%(税込)。個人でも、利益を目的に繰り返し売れば特定商取引法の「販売業者」に当たり、氏名や住所などの表示が求められる。

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登録日時
2026年10月24日 09:51
出典を確かめた日
2026年10月24日
分野
国内のネット販売
立場
事実・データ
タグ
ハンドメイド確定申告・税金新着シニア
道具・サービス
BASE、minne、Creema、特定商取引法
資料の種類
公式の案内・規約
元手の目安
0円〜数万円(材料費)

本文と出典

あらまし

国内向けにネットで品物を売る方法は、フリマアプリのほかに二つある。
一つは BASE のように自分の店を無料で作るサービス、もう一つは minne や Creema のようなハンドメイド作品のモールである。
2026年10月時点の各社の公式ページで手数料を確かめ、消費者庁の案内で特定商取引法の表示を整理する。

どんな仕事か

売るのは主に自分で作った作品である。
アクセサリー、布小物、陶器、木工、食品(許可が要るもの)、デジタルの素材など、分野は幅広い。
minne と Creema には作品を探しに来る買い手が集まっている。
BASE の店は自分専用の売り場で、お客は自分のSNSや発信を通じて来る人が中心になる。

始め方

・1. 売り場を選ぶ。買い手が集まる場を使いたいなら minne か Creema、自分の店を作りたいなら BASE
・2. 会員登録をし、売上を受け取る口座を登録する
・3. 作品の写真を撮り、大きさ、素材、使い方を書いて出品する
・4. 特定商取引法に基づく表記(販売者の情報、送料、返品の条件など)を整える
・5. 売れたら梱包して発送する。匿名配送が使える売り場もある

お金の流れ

BASE の料金ページによると、スタンダードプランは初期費用も月額も0円で、売れたときに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%がかかる。
PayPay、Amazon Pay、PayPal で払われた場合は、決済手数料に1%が加わる。
グロースプランは年払いで月16,580円(月払いなら19,980円)で、決済手数料2.9%、サービス利用料0円である。
売上は申請から10営業日で入金される。
minne は初期費用と月額が0円で、販売手数料は送料とオプション価格を含めて10.659%(税込)である。
有料の「minne PLUS」に入ると手数料が下がり、ライト(30日880円)で10.615%、スタンダード(年16,500円)で10.505%、アドバンス(年33,000円)で10.45%になる。
Creema の利用規約では、成約手数料は決済総額(作品代金、オプション、ラッピング、送料の合計)の10.67%か15.4%(税込)で、どちらになるかは規約のリンク先の条件による。
仮に送料込み3,000円の作品が売れると、BASE の標準プランでは約238円、minne では約320円、Creema(10.67%の場合)では約320円が引かれる計算になる。

特定商取引法の表示

ネットで品物を売る事業者には、特定商取引法による広告の表示が求められる。
消費者庁の特定商取引法ガイドは、販売業者を「販売又は役務の提供を業として営む者」とし、営利の意思を持って反復継続して取引をすれば、個人でも当てはまると説明している。
営利の意思があるかどうかは、本人の気持ちではなく外から見て判断される。
表示すべき主な事項は、送料を含む販売価格、代金の支払いの時期と方法、品物の引き渡しの時期、返品の条件、事業者の氏名と住所と電話番号などである。
消費者から求められたときに遅滞なく書面か電子メールで知らせることを表示し、実際にそうできる用意があれば、氏名、住所、電話番号などは広告から省ける。
返品に関する事項は省けない。
自宅の住所を出したくない人は、この省略のしかたと、売り場ごとの用意(住所の代わりの表示など)を確かめておく必要がある。

向く人・向かない人

向くのは、手仕事を続けていて、同じ作品をある程度の数作れる人である。
作品の写真をきれいに撮り、説明を丁寧に書く根気がある人は、モールの中で目に留まりやすい。
BASE は、すでにSNSで作品を見てくれる人がいる人に向く。
向かないのは、作るのは好きでも注文の締め切りに追われるのが苦手な人、問い合わせへの返事が負担な人だ。
自宅で一人で始められ、制作の量を自分で決められるので、シニアでも体力に合わせて続けやすい。

落とし穴

他人のキャラクターやブランドのロゴを使った作品は、著作権や商標の侵害になる。
食品や化粧品は、作って売るのに別の許可や届け出が要る。
特定商取引法の表示がないと、行政の指導の対象になることがある。
売上から材料費と手数料を引いた利益は所得になり、継続して売っていれば雑所得か事業所得として申告が必要になる場合がある。
「ハンドメイドで月◯万円」とうたう講座の宣伝があるが、制作にかかる時間は示されていないことが多い。

くらさんの考察

手数料はどの売り場もおよそ1割前後で、大きな差は「お客を連れてきてくれるかどうか」にあると考えられる。
BASE は手数料が低めだが、集客を自分でやる点で Shopify と同じ性格を持つ。
最初は minne か Creema で反応を見て、常連がついたら BASE の店を足す順番が、手間と費用の釣り合いがよいと考えられる。

ジージへの問いかけ

ジージや身近な人で、作品を作り続けている人はいるでしょうか。
特定商取引法の表示で自宅の住所を出すことを、どう感じますか。
作品1点にかかる時間を考えると、いくらなら売ってもよいと思いますか。

出典

・BASE「料金プラン・手数料」 https://thebase.com/price/
・minne「作品を販売しませんか?」 https://minne.com/lp/getting-started
・Creema「利用規約」 https://www.creema.jp/page/legal/terms-of-use
・消費者庁「特定商取引法ガイド 通信販売」 https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/mailorder/

この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージが仕事QAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。