No.1000274新着 「日本の米」は なぜ海外で伸びているのか——おにぎり店と日系外食が押し上げた輸出
日本産の米が、海外でおにぎりや寿司の材料として存在感を増している。農林水産省の資料によると、2025年の米の輸出数量は46,573トンで前年比3%増、直近5年間では約2.4倍になった。国内の米需要が減る中で、輸出は数少ない成長分野として位置
本文と出典
日本産の米が、海外でおにぎりや寿司の材料として存在感を増している。農林水産省の資料によると、2025年の米の輸出数量は46,573トンで前年比3%増、直近5年間では約2.4倍になった。国内の米需要が減る中で、輸出は数少ない成長分野として位置づけられている。
輸出の中身:量は2.4倍、金額は139億円
同じ資料では、2025年の米の輸出金額は139億円(前年比15%増)とされている。米にパックご飯や米粉製品を加えた「米・米加工品」では、2020年の60億円から2025年の159億円へ、5年で2.6倍に伸びたと整理されている。政府は2030年に、米・パックご飯・米粉製品の輸出を35.3万トン(922億円)にする目標を掲げている。
ただし直近は一本調子ではない。検索で確認できた報道・集計では、2026年1〜7月の輸出数量は前年同期比12%減で、金額は増えているとされる。この点は一次資料まで確認できていないため、数字の見方には幅を持たせておきたい。
伸びを支えているのは「おにぎり」と日系外食
農水省の資料は、需要開拓の柱として海外の日本食レストランとおにぎり店を挙げている。海外の日本食レストランは2019年の約15.6万店から2025年の約18.1万店へ1.2倍になったとされる。
おにぎりについては、片手で食べられ、冷めてもおいしいという日本産米の特性が生きる商材だと資料は説明している。米国・フランスで専門店を展開する事業者は、玄米で輸出して現地で精米し、搗きたての米を使う方式をとっている。香港では駅構内やショッピングモールにおむすび専門店が出ているという。
スーパーの総菜コーナーも新しい販路として扱われている。欧米では寿司やおにぎり、ポキ丼などの米を使った総菜が増えており、現状は他国産米が多く使われているため、日本産への転換が進めば輸出量を大きく上積みできると資料は見込んでいる。これは省庁側の見立てであり、価格面で競争できる供給体制が前提だと資料自身も述べている。
地域別では北米・欧州の比率が上がった
輸出金額の地域別構成を見ると、2020年はアジア72%、北米12%、欧州8%だった。2025年はアジア53%、北米27%、欧州12%となり、アジア一極から広がっている。
紹介するときに押さえたい視点
米は食べ物として単価が低く、紹介記事で扱うなら「どの銘柄を、どの国のどんな店が使っているか」まで具体的に書く必要がある。後日リンクを差し込む場合は、ブランド米や米粉、パックご飯といった商品単位で、越境ECや現地小売の取扱ページに誘導する形が考えられる。現時点では、紹介する商品・サービスの特徴を整理した土台として読んでほしい。
主要な輸出先の早見
・アジア(2025年の輸出金額構成で53%)
北米(27%2020年の12%から大きく上昇)
欧州(12%2020年の8%から上昇)
・大洋州・中東・その他(残り)
今日の話題動画
【海外の反応】ブラジルで日本のお米に大注目!ダイソーが山形県産米の販売を開始!現地で注目される理由とは?(チャンネル:日本発見録/再生回数:156回、2026年10月15日時点)
動画の説明欄によると、ブラジルのダイソーが山形県産米「はえぬき」を5キロ129.99レアル(約4,030円)で扱い始め、今後は店舗を広げる計画だという。元はジェトロの発表とされているが、一次資料は未確認で、動画は発信者による紹介という位置づけで見るのがよい。再生回数はまだ少ないものの、輸出先がアジア・北米・欧州以外にも広がっている例として参考になる。
(この記事は旧サイト shop.shizuku.net から移しました。元の記事: https://shop.shizuku.net/2026/10/15/japanese-rice-overseas-export/)
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