No.1000260新着 「ガンプラ」はなぜ海外で組み立てられているのか——ロンドン・カムデンの常設店と、売上の半分が海を渡る模型
2026年7月3日、ロンドンのカムデン・マーケットに、英国で初めての常設ガンプラ店「THE GUNDAM BASE LONDON」が開いた。ガンプラはバンダイのガンダム関連プラモデルの通称で、箱を開けてパーツを切り出し、自分で組み立てて楽し
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2026年7月3日、ロンドンのカムデン・マーケットに、英国で初めての常設ガンプラ店「THE GUNDAM BASE LONDON」が開いた。ガンプラはバンダイのガンダム関連プラモデルの通称で、箱を開けてパーツを切り出し、自分で組み立てて楽しむ日本発の模型だ。海を渡っているのはアニメのキャラクターそのものではなく、その「組み立てる体験」である。
この常設店は、2025年9月に始まった巡回型のポップアップ出店から生まれた。ポップアップは当初の会期を延ばして2026年5月まで続き、その売れ行きとリピーターの多さが常設化の後押しになったと、英国メディアのインタビューでバンダイ側は説明している。
店はカムデンにあるバンダイナムコの「クロスストア」から歩いてすぐの立地で、こちらはガンダムだけに絞った品ぞろえになっている。ガンプラやフィギュア、工具、店舗限定品に加え、英国の愛好者が組んだジオラマが飾られ、ロンドンを題材にした作品も並ぶと紹介されている。目玉は、この店のためだけに配色を変えたRX-78-2ガンダムの大型展示だという。
同記事によれば、英国で特によく動くのは価格が手ごろで種類も多い「ハイグレード(HG)」で、経験者には「リアルグレード(RG)」や「マスターグレード(MG)」が支持されている。接着剤も塗装もいらない「エントリーグレード(EG)」は最初の一体に向き、組み上げに手間のかかる「パーフェクトグレード(PG)」には少数ながら熱心なファンがつく。新作や人気機体、店舗限定品ほど早く売り切れるとされる。
同店のブランドマネージャーであるアルヴィアス・プーン氏は、英国の買い手を単なる収集家ではなく手を動かす作り手だと位置づけ、自分なりに改造し、塗装し、SNSで共有する層だと述べている。カムデンについても、英国内外から人を集める創造的な街だと評価していると紹介されている。ただしこれは媒体を通じた作り手側の見方であり、販売台数や来店者数といった具体的な数字は示されていない。
海外での広がりは、この一店に限った話ではない。バンダイスピリッツでガンプラを統括する小形直宏氏は、累計出荷が2024年9月時点で8億個を超えたと語ったと伝えられている。売上に占める日本と海外の比率はおよそ半々で、どちらも伸びているという。生産が需要に追いつかない状況を受け、静岡の新工場が2025年7月に稼働し、生産能力を前年比でおよそ35%引き上げる計画だと報じられている。
もっとも、海を渡った先では価格が跳ね上がりやすい。為替や送料、関税、品薄が重なり、日本の店頭では考えにくい値がつく場面もある。「海外では高い」という感覚は、愛好者の間でもたびたび話題になっている。
元記事の全項目
Japan Nakamaのインタビュー記事で触れられた、ガンプラの主なグレードは次の5つ。今回の記事で取り上げたものを強調した。
エントリーグレード(EG)接着剤も塗装も不要で、最初の一体向き
ハイグレード(HG)価格が手ごろで種類が多く、英国で特に人気
リアルグレード(RG)細部を作り込んだ中級者以上向け
マスターグレード(MG)内部構造まで再現する経験者向け
パーフェクトグレード(PG)大型で手間がかかり、少数の熱心なファンに支持される
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きょう取り上げるのは、Gmind【ロボ反応集】が公開した「海外のガンプラ販売価格高すぎる!」(再生回数 約3.3万回/2026年10月12日時点)。海外の店頭に並ぶガンプラが日本より高くなりやすい事情が、海外の反応とともに紹介されている。円安や送料、関税が上乗せされる構図を扱っており、発信者の見立てをそのまま鵜呑みにはできないものの、本稿で触れた「海を渡ると値が張る」現象を買い手の側から眺める材料になる。
参考記事
・Japan Nakama「Interview: Inside The Gundam Base London with Bandai’s Brand Manager」 https://www.japannakama.co.uk/lifestyle/gundam-base-london-bandai-interview/
・Wikipedia「Gunpla」(累計出荷数などの記載) https://en.wikipedia.org/wiki/Gunpla
・Automaton「Bandai Namco aims to resolve Gundam model scarcity issues with a whole new factory」 https://automaton-media.com/en/nongaming-news/bandai-namco-aims-to-resolve-gundam-model-scarcity-issues-with-a-whole-new-factory/
・YouTube・Gmind【ロボ反応集】「海外のガンプラ販売価格高すぎる!」 https://www.youtube.com/watch?v=QTFKGqpO6_U
(この記事は旧サイト shop.shizuku.net から移しました。元の記事: https://shop.shizuku.net/2026/10/12/gunpla-overseas-popularity-london/)
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